ターンオーバーを正常化して美肌を目指しましょう

ターンオーバーとは?

肌の生まれ変りのサイクルがターンオーバーであり、新陳代謝のことを意味しています。

 

ちょっと話が難しいので理解しにくいかもしれませんが、例えば転んで膝などに傷ができてしまった場合などには、その後血が固まってかさぶたになり、それが剥がれ落ちる頃には新しい皮膚ができているという経験をしたことがあるのではないでしょうか。肌の生まれ変わりの作用によって傷が治るということになります。

 

このような肌の再生サイクルがターンオーバーなのです。常に肌の生まれ変わりは行われていて、必要がなくなった部分は垢として剥がされることになります。

どのような仕組みでターンオーバーが行われるのでしょうか?

肌の表面である「表皮」の部分においてターンオーバーが行われます。

 

表皮の細胞は4つの部分により構成されていて、表面に近いほうから順番に「角質層」(かくしつそう)、「顆粒層」(かりゅうそう)、「有棘層」(ゆうきょくそう)、「基底層」(きていそう)となっています。

 

表皮の仕組みはこのようになっているのですが、これらの構造は肌の水分を外部の刺激から守って保つという役割を果たしているのです。

 

それでは実際にはどのようにターンオーバーが行われるのでしょうか。まずは新しい細胞が基底層(きていそう)において生まれます。血管から摂取した栄養を用いて基底層は新しい細胞を生み出すのです。新しく生み出された細胞は基底層から有棘層(ゆうきょくそう)や顆粒層(かりゅうそう)を経由して「角質層」へと上がっていきます。最後に到達する角質層には僅か0.2mm程度の厚さしかありません。

 

このような薄い層がどのような役に立つのか疑問を感じる人もいるかもしれませんが、肌の表面である角質層には私たちの体内の水分を保持して外部の刺激から守るという役割があるのです。

 

角質層はその働きを終えると垢になってはがれていくことになります。この生命力を失って垢となることを「角化」と呼んでいます。

 

このようなプロセスによってターンオーバーは行われます。細胞が新しく生まれて肌を守る働きをしてその後角化して剥がれ落ちるという、これらの一連のサイクルがターンオーバーなのです。

 

一定の周期でターンオーバーは行われます

ターンオーバーは一定の周期により行われることになります。毎日行われるのがターンオーバーなのですが、細胞が新しく生まれてから角化して剥がれ落ちるまでにはある程度の日数が決まっているのです。サイクルには個人差があるのですが、理想的な周期については年齢別に次のようになります。

 

年齢別の周期の目安について

10代 およそ20日前後
20代 およそ28日前後
30代 およそ40日前後
40代 およそ55日前後
50代 およそ75日前後
60代 およそ100日前後

正常なターンオーバー周期については28日前後と言われることが一般的なのですが、最も理想的でトラブルが少ないのが20代の肌であることからこれに対応する28日前後が目安とされているのです。

 

実年齢とターンオーバーの周期には密接な関係があります。60代の人の場合には20代の人のターンオーバー周期を期待することは難しいのです。肌のしわやくすみなどが増えて、また傷の治りが遅くなったりしてしまうこともターンオーバー周期の長さが原因となっています。

 

加齢に伴ってターンオーバーの周期が長くなってしまうことは仕方のないことなのです。美容業界では「ターンオーバーの促進」という言葉が使われることが多いのですが、この言葉ははターンオーバーの周期を短縮するという意味ではなく、実年齢に従った正常なターンオーバー周期を目指すという意味で使われています。

 

ターンオーバーが乱れるとはどのような意味なのでしょうか?

ターンオーバーの周期が早くなったり遅くなったりして、年齢に応じた目安から大きく離れてしまうことが「ターンオーバーが乱れる」ことの意味になります。

 

ターンオーバーの周期が早くなりすぎた場合には、肌のバリア機能が低下して乾燥肌の原因となります。新しく生まれた肌細胞が十分な潤い機能を持たずに角質層に届いてしまうためです。細胞が未熟な状態で角質層に届くため十分な役割を果たすことができないのです。水分の保持や外部刺激から肌を守るといった角質層本来の働きが低下してしまうことになります。

 

一方でターンオーバーの周期が遅くなりすぎた場合には、傷などの回復のために時間がかかってしまうことになります。ケガをした場合に傷跡が残りやすくなったり、大人ニキビができてしまった場合に痕が残りやすくなったりするのです。

 

ターンオーバーについては年齢に応じた適切な周期であることが重要になります。美しい肌を作るためには周期が早すぎても遅すぎてもだめなのです。適切なサイクルを保つことで健康な角質細胞を作りましょう。

 

真皮にはターンオーバーの働きがありません。

ターンオーバーとは?

ターンオーバーは基底層よりも深いところにある真皮の部分で行われることはありません。真皮の部分では弾力のある美肌を作るために重要な成分であるヒアルロン酸やコラーゲンが作られます。

 

一方で表皮の細胞は基底層から上の部分で造られることになるのです。基底層よりも深い部分にある真皮では再生が行われませんので、この部分に大きなダメージを受けると一生傷跡が残ってしまう可能性が高くなるのです。

 

過去に真皮の部分まで深く傷ついてしまったことが原因で今でも傷跡や火傷跡などが残っている人もいるでしょう。ターンオーバーの働きが低下してしまうと肌が薄くなってしまうため、ちょっとした傷であっても真皮まで届いてしまうことで跡が残りやすくなります。ターンオーバーの正常化は真皮を保護するためにも重要なのです。

肌トラブルの大きな原因となっているのがターンオーバーの乱れです。それではターンオーバーが乱れるとどのような肌トラブルが発生してしまうのでしょうか。

ターンオーバーが乱れると乾燥肌やオイリー肌の原因になる

ターンオーバーが乱れて周期が早くなりすぎてしまった場合には、新しく生まれた細胞が潤い成分を持たない未成熟の状態で角質層に届くことになります。そのため肌の表面がカサカサになる乾燥肌の原因となってしまうのです。

 

また肌が乾燥すると肌を守る役割のある皮脂の分泌が活発化しますので、皮脂が増えすぎて過剰になることでオイリー肌となってしまう場合もあります。

 

乾燥肌は湿疹やかゆみの原因になりますし、一方で皮脂の増えすぎによるオイリー肌はニキビができてしまう原因になってしまうのです。未成熟の細胞による角質層には免疫成分がありませんので、アクネ菌と戦うことができず炎症などを起こしてしまうことになります。

 

傷の再生が遅くなったりニキビ跡が残りやすくなる

一方でターンオーバーが乱れて周期が遅くなりすぎてしまった場合には、本来は角化して垢として剥がれてしまうはずの古い細胞が肌の表面に溜まって角質層が厚くなってしまうことになります。

 

角質層が厚くなった場合には肌触りが固くなったり、肌の表面がゴワついたりしてしまうのです。また本来は不要である汚れや雑菌などが肌の表面に溜まりやすくなりますので、これにより肌ニキビができやすくなってしまいます。

 

垢として剥がれてしまうはずの古い細胞にはアクネ菌に対する抵抗力がありませんので、アクネ菌を繁殖させてしまうことによりニキビが治りにくくなったり、また茶色のシミのようなニキビ跡ができてしまったりすることの原因になります。

 

スキンケアを行ってもターンオーバーが乱れていると十分な効果は得られません

ターンオーバーの乱れは傷跡やニキビが治りにくいことの原因になります。またターンオーバーが乱れているとスキンケアを行っても十分な効果を得ることが難しくなってしまうのです。

 

ターンオーバーが乱れると古い細胞が肌の表面に溜まってしまうことにより、肌全体が分厚くなってしまいます。そのためスキンケアで化粧水などを使用しても、その栄養成分が肌の奥に十分に浸透することができないのです。

 

スキンケアを積極的に行っても「肌に潤いが足りない」「化粧水の効果を実感することができない」と感じている人の場合には、その原因はターンオーバーの乱れかもしれません。肌が健康な状態の場合とターンオーバーに乱れが生じている場合とでは、同じスキンケア商品を使用する場合であってもその浸透力や吸収力には大きな違いがあるのです。

ターンオーバーが乱れる理由とは?

ターンオーバーとは?

ターンオーバーに乱れが生じてしまう理由と、それを正常化させるための方法について解説します。

 

ターンオーバーの乱れを整えて正常化させるためには、日常生活を見直すこととともにスキンケアを行うという2つの対策が重要になるのです。様々な複雑な原因によりターンオーバーの乱れが生じるのですが、育児や仕事などが忙しい女性の場合には全ての対策を実行することは難しいかもしれません。優先順位の高い対策からできる範囲で取り組んでみてください。

 

ターンオーバーが乱れがちな人には一定の特徴があります

次のような項目に該当する個数が多いという人の場合には、ターンオーバーの乱れが発生している可能性が高くなります。

  • 睡眠が不足しがちだ。
  • 喫煙の習慣がある。
  • 運動不足、冷え性、便秘症などの自覚がある。
  • ストレスを感じやすい。
  • 食生活が乱れがちで、脂っこいものが好きで野菜が嫌いだ。
  • 洗顔をあまり行わない、肌をゴシゴシ洗ったりベタベタ触ったりしがちだ。
  • 就寝前に飲食や飲酒をすることが多い。

 

上記に該当する項目が多い人の場合にはターンオーバーの周期が乱れがちになりますので注意が必要です。次からはそれぞれの項目について詳しく解説しますので、対策の方法とともに確認してみてください。

 

睡眠をしっかりととるようにしましょう

睡眠中に肌のターンオーバーが行われることになります。特に就寝から3時間以内の時間帯はターンオーバーが積極的に行われる時間帯ですので、この時間帯に質のよい睡眠をとることを心がけるようにしましょう。

 

入浴後の2〜3時間以内に就寝することがポイントになります。入浴後には一時的に体温が上昇するのですが、上昇した体温が下降する時間帯には自然に睡眠が誘発されることになるのです。

 

ターンオーバーを正常化させるためには質のよい睡眠をとることが必要になります。肌荒れや肌ニキビを改善するためにも効果的です。

 

禁煙をおすすめします

喫煙の習慣は肌環境を悪化させる原因になります。体内における細胞に悪影響を与えるとともに、ターンオーバーが乱れがちになる原因にもなってしまうのです。

 

ストレスはできるだけためないようにしましょう

過大なストレスなども肌環境を悪化させる原因となります。基底層において細胞を生み出す働きに悪影響を与えるため、ターンオーバーの周期に乱れが生じてしまうのです。ただし実際にはストレスをゼロにすることは難しいですから、できるだけストレスを解消してためこまないことを心がけてみてください。

 

乱れた食生活を改善しましょう

偏食などによる食生活の乱れも肌環境を悪化させる原因になります。ビタミン類を豊富に含んだ食品を積極的に摂取して食生活の改善に取り組んで見ましょう。肌の代謝を向上させる効果がビタミン類にはあるのです。特にビタミンE、ビタミンC、ビタミンB群、ビタミンAなどが効果的です。

ビタミンE 鰯・たらこ・いくら・すじこ
ビタミンC キウィ・レモン・アセロラジュース・ピーマン
ビタミンB群 牛乳・バナナ・卵・マグロ・かつお・豚肉・大豆
ビタミンA レバー・ニンジン・カボチャ

これらの食品をバランスよく取り入れることが重要になります。

 

正しい洗顔がターンオーバーを促進させます

肌のターンオーバーを促進させるためには正しい洗顔を心がけることが重要です。強い力で顔をゴシゴシと洗ってしまうと、古くなった余分な角質だけでなく肌を守るために必要な角質層までも傷めてしまうことになるのです。

 

そうなってしまうと肌のバリア機能が低下することにより、肌を外的刺激から守ることや潤いの水分を保持することなどが難しくなってしまいます。洗顔を正しい手順や方法で行うことでターンオーバーの正常化を実現することができるはずです。

 

就寝前の飲食や飲酒は控えましょう

就寝前の飲食や飲酒などをしてしまうと、睡眠時に体内のエネルギーが食べ物の消化などのために使われてしまうため、本来必要となるターンオーバーのためのエネルギーが不足してしまうのです。

 

また胃腸に対する負担が大きいことによりストレスを睡眠中に感じやすくなってしまいます。就寝前の3時間は飲酒や飲食は控えるようにしましょう。またのどが渇いた場合などには、水分補給をカフェインなどの成分を含まない飲み物で行ってください。

 

このように様々な原因により肌のターンオーバーの乱れが生じることになります。全てを一度に改善するということは難しいかもしれませんが、できることから一つ一つ取り組むことで少しずつターンオーバーの正常化が実現します。

 

ターンオーバーが正常化すれば肌の潤いが実感できるようになりますし、化粧水なども肌に浸透しやすくなるはずです。ケアは何歳からでも始めることができますので、気になる人は今日からチャレンジしてみてください。

外側から出来る周期の改善方法

スキンケアを外側から行うことはターンオーバーを促進するための近道であるといえるでしょう。スキンケア商品を活用することでターンオーバーを促進することができるのです。

 

ターンオーバーが乱れてしまうと肌の乾燥やゴワつきなどの原因となります。化粧水などの成分が角質層に浸透しないため、本来のケア製品の効果を発揮することが難しくなってしまうのです。

 

まずは肌の潤いや調子などを整えることが重要です。肌が元気になってターンオーバーが正常化すればケア製品の効果をしっかりと実感できるようになります。

 

美容液がターンオーバーの促進のためには効果的です

お肌を整えてターンオーバーを促進する効果があるケア商品としては、美容液をおすすめしたいと思います。

 

ターンオーバーを促す効果がある有効成分を通常の化粧水や乳液よりも濃縮して配合しているのが美容液です。特に美白や保湿などに高い効果を発揮します。メーカーごとに美容液の有効成分や種類などは様々なのですが、実際にはあらゆる症状にパーフェクトな効果を発揮する美容液は存在しないのです。

 

成分表などをしっかりと確認してどのような症状に対して効果があるのかをチェックしてから選ぶようにしましょう。肌に弾力やハリを与えて保湿力を高める効果のある美容液がターンオーバーの促進のためには効果的です。

 

保湿により肌の透明感がアップして肌のキメを整えることができます。化粧水などもしっかりと浸透するようになりますので、次のような成分を配合した美容液などを試してみましょう。

 

肌にハリや弾力を与える、保湿効果の高い成分は

スクワラン・グリセリン・ホホバエキス・アミノ酸・イソフラボン・リピジュア・ローヤルゼリーエキス・フコイダン・コラーゲン・ポリフェノール・ナイアシン・レチノール・ヒアルロン酸・カタツムリ抽出液・プラセンタエキス・セラミドなど

 

これらのような有効成分をギュギュッと濃縮して豊富に配合した美容液ならば高い効果が期待できます。

 

美容液については値段が高いというデメリットもありますので、まずはお気に入りの美容液を見つけることから始めてみましょう。お気に入りの美容液を1本持っていれば、冬場に乾燥しがちになる口の周りや、皮膚が薄いためたるみを生じやすい目元や、深いしわになりやすいほうれい線などのケアのために役立ちます。

 

美容液は特に気になる箇所に対してピンポイントで使うこともできますし、ターンオーバーを改善することで潤いを実感することができるはずです。まずはお試しセットなどでその効果を実際に試してみましょう。お試しセットならば1000円程度で購入できますからお財布にも優しいですよね♪